残暑厳しい折柄、同学の皆様方はいかがお過ごしでしょうか。
建学88周年を迎えようとする母校は、幾度目かの脱皮に成功し、大阪大学外国語学部 中国語科として更なる飛躍期に入っている様子で、同慶に存じ上げます。
さて、我が「鵬翼会」も設立10年が経過しました。 何者かであろうとした青年の期を共有した者同士とし、「中国語」を共通のアイデンティティとした集いを持って、和やかに打ちとけてきました。
年に一度「総会」と「錦秋の夕べの集い」の開催、会誌「鵬翼」の毎年の発行と配布を主な行事として、学生と卒業生を縦につなぐ組織づくりと、その維持に努力して参りました。
推定会員数2,700名の全員の皆様に連絡を取り続けました。 今、それが危うくなっています。 会費とご寄付の収入が昨年来、急速に悪くなっているのです。
偶々、書見した中に次のような詩がありました。
前不見古人 後不見来者 念天地之悠々 獨蒼然而涕下
・・・私たちは過去のヒトにも未来のヒトにも会えず、唯、同時代を生きている人とのみ会うことが出来るのです。 集い合える場所、語り合える機会をもつことは、豊かな地平を拓いてくれます。 歩いた処に道は出来、新しい風景に出遭うことも出来ます。 水を注ぎ続けることで保てる緑があるように、関わりあうことで継続してゆくDNAがある筈です。
これを途絶えさせてはならない。
現状では従来の形で「鵬翼会」を維持することはできません。
世話人会としては何とかして維持する覚悟です。 皆様方一人一人の絶大な資金的ご協力(会費の納入・ご寄付)を切に切ににお願いする次第です。
|